60歳前後になると白内障にかかる方が多くなってきます。白内障が進行して視力が低下すると、運転免許の更新ができなくなる場合があります。
日上生活の中で、車の運転が必要になる方は多いと思います。
「なんだか視力が低下した気がする」
「白内障といわれたら車の運転はどうしたらいい?」
そんな白内障と運転の関係について、お話します。
運転免許に必要な視力はいくつ?
- 普通免許を更新する場合
両眼0.7以上、片眼(左右それぞれ)で0.3以上の視力が必要になります。 - 二種免許や中型、大型(第一種)免許の場合
両眼0.8以上、片眼(左右それぞれ)で0.5以上の視力と三桿法(さんかんほう)という奥行を知覚する検査に合格する必要があります。
片眼(左右それぞれ)の視力が0.2以下のときは、視力の良い方の眼の視野が150度以上あれば、免許の更新をすることができます。
白内障の手術について
白内障の手術は、濁った水晶体を超音波で砕き吸引してきれいに処理し、眼内レンズを挿入して終了します。眼内レンズは基本的に交換の必要はありません。
からだに大きな問題がない方であれば、日帰りで行うことが可能な手術になります。
白内障手術後の運転はいつからできる?
白内障手術後の車の運転は、術後の状態によりますが、一般的には術後1週間ほど経過をみてからになります。
仕事などで車の運転が必要な場合、術後数日くらいで運転できる場合もありますが、視力を矯正するために眼鏡が必要になる際は、術後に眼鏡を作成してからになります。
また、片眼しか手術が終わっていない状態で運転をすると、左右の見え方に差があるため、距離感がわかりにくい場合があります。
見え方が完全に安定するのは、両眼の手術が終わってから2週間ほどかかります。
日ごろからの眼の定期検診をおすすめします
仕事や日々の生活のため、車の運転がどうしても必要になる方は多いと思います。
白内障による視力の低下は、手術で回復することができます。そのためには早期発見がとても重要。
視力に不安を感じたら早期に眼科を受診することをおすすめします。
長命ヶ丘クリニックでは、最新機器を揃え、日帰り白内障手術に力を入れています。
ぜひお気軽にご来院ください。